フィラリア薬の開発されたことによって、世界中の犬猫の寿命が倍ぐらいに伸びたと言われています。
とりわけ、1978年以後、イベルメクチンが発明されてから、犬猫の体調に負担をあまりかけることなく、フィラリアを駆除できるようになった。
実は、このイベルメクチンを発見したのは昨年ノーベル賞医学生理学部門受賞者わが山梨県人の大村智先生である。
ちょうど私は20年前に犬屋さんになった頃、ロータリクラブの例会に大村先生の講演を拝聴させていただいた。
先生の講義が淡々として、単なる自分の研究内容を皆さんに発表するというより、雑談というような雰囲気だったが、しがし、私はこの先生はいつか絶対にノーベル賞を獲得に違いないと確信した。
(誰か私をノーベル賞選考委員会メンバーになるように推薦して頂戴!)
先生の発明について、昨年受賞された頃、各マスコミにおいておおいに報道された。
先生の発明によって、人間、とくにアフリカの子供が糸状線虫の感染から、目、心臓そして命を何十万何百万も救われた。
そればかりではない。
犬、猫はフィラリ感染から救われた。
人間、動物はダニの感染から救われた。
人間、動物は疥癬(カイセン)感染から救われた。
動物は糞線虫感染から救われた。
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